インテンシブコースに参加して得た最大の経験は、パトリシアとリチャードに自然への扉を開いてもらったことです。彼らが語る植物のジェスチャー、沈黙と敬意の中を歩いた植物観察ツアー。ハートを開いて耳を澄ませている人には、自然界はそのどこまでも深い世界に招き入れてくれます。一人だったら決して行けなかっただろう植物世界の次元に触れて、フラワーエッセンスをお仕事にすることを決めたように思います。

大地の抱擁 島村 真木



「フラワーエッセンスに使われている花々を実際に見たい」というその思いだけで参加したインテンシブセミナーですが、その数日間は本当に密度の濃い時間でした。当時、システムエンジニアとして働き、出発直前まで残業続きの日々を送っていた私にとって、テラフローラでの生命力あふれる自然環境に触れた時間は、「私」という軸をしっかりと取り戻す時間でもありました。

如何に花と向き合っていくか、そして自らを癒していくことの大切さ、何より実際に花々と触れた濃密な時間は、知性でフラワーエッセンスを捉えるのではなく、命溢れるものとしてエッセンスの一つ一つを尊重して接していくことに気がつかせてくれました。この経験はそれ以降癒し手としての自分を大きく深めていく道筋となりましたし、フラワーエッセンスとどのように向き合い、共に歩んでいくかの指針となったと感じています。
今現在はプラクティショナーとして、日々花たちからの愛情深さに支えられていることを実感しながらセッションを行っています。花たちとの繋がりが深くなることで、より良いセッションができるようになってきたように感じています。

小松 郁子



数少ない男性として参加しました。花に関する知識も少ない私は、5日間他の参加者とどう過ごすのだろうと出発の成田空港で思いました。しかし、テラフローラの自然にふれるとそのような思いは消えました。花がいっぱい咲き、ハチドリまで花の蜜を吸っている庭を見て、一瞬のうちに花の世界に引き込まれていきました。そして、セミナーを通して洞察が深くなるにつれ他の参加者とも自然に溶けあっていきました。自生の花を観察するフィールドトリップは、今まで感じたことのない自然との一体感を感じました。このセミナーに参加して、より人間が好きになったようです。

鵜飼高司





森 文三子

2007年のFESインテンシブセミナーへの参加がこれほど有意義なものになるとは、思ってもいませんでした。

とかく考え方の古い私は、自分自らを専業主婦と位置づけ家の事はすべて自分がやらなければと思い、またそうしないと気がすまなかったのです。そんな我が家は実際私が二日間でもいないと台所は食器にあふれ、コンビニ弁当のゴミ、ペットボトルが散乱、洗濯物の山。そんな状況でしたから、私が一週間以上も家を空けるなんて私自身が考えてもいませんでした。そんな時、FESインテンシブセミナーの募集がありました。私にとっては他人事で「いいなぁー、行きたいけどどうせ私は無理だわー」といういつものあきらめに入っていました。しめ切り期日の迫ってきたある日、私のスーパーバイザーでもある人から「セミナーに参加したらいいのにー」と軽く一言言われ、何故か私の心に火がついてしまいました。でもその次の瞬間はいつもの癖で「どうせ家族に反対されるわー、そしたらやめよー」と思い、駄目元で家族に話しました。しかし反対する所か逆に「行ったらいいやん、なんで行かへんの」と主人も子供達も何のためらいもなく賛成でした。その反応に愕然としました。

そうなんだ、私が居なければと思っていたのは私だけで、私が居なくても誰も困らないんだと、正直ちょっぴり淋しくもありました。15年間専業主婦というその仕事に自分の存在価値をおいていた事に気づきました。
インテンシブセミナー参加の決意が出来たら、後の事はすべて順調に整い始めました。
憧れのテラフローラが近づいてくるほど、私の中の期待が膨らんできました。とにかくリチャード氏、パトリシア女史に会いたかった事、ボトルの姿をしたエッセンスの花をこの目で見たかった事、それぞれの花が自然界ではどんな姿をしているのか、どんな環境で、どんな風に育っているのか確かめたかった等々、やはりテラフローラに行きたい理由は限りなく、実際、目にしたテラフローラでは想像以上に見事にたくさんの花が咲き誇り、それぞれの存在を示してくれていました。

また今回一番楽しみにしていたフィールドワークでは、植物の本当の姿や環境との関わり、パトリシアが語ってくれる花にまつわる色々な話が花と一体となり、私の中に染み込んできました。


その中でもバターカップとの出会いは衝撃的でした。フィールドワークの途中、何げなく歩く踏み慣らされた道でふと見た足元に光り輝くバターカップ、その小さく光り輝く姿に思わず吸い込まれていく瞬間がありました。直径わずか1cm、高さ10cm足らずのその花の花びらはまるでビロードのように滑らかで、光沢があり、中心のおしべ1本1本もその存在を示している。回りのどの花とも共存する姿、ひょっとすると回りの植物をはげます為にそこに存在するかのように、あちらこちらで光を放っている。その高貴とも言える姿に感動していると、まるで自分が巨人であるかのように思われ、するとバターカップはいかにも自信ありげに下から私を見上げ「何をそんなにびっくりしているの?」と言わんばかりの落ち着きよう。ともすれば巨人の私に踏まれてしまうかもしれないのに何の恐れも感じていない。踏むことを恐れて足元がふらついているのは巨人の私の方。私は何を恐れていたのか?まさか小さいバターカップを踏みつけてしまうとバターカップが悲しむとでも思ったのか?それとも姿が小さいというだけで、バターカップを弱者とみたのか?バターカップに出会い私の心の深い所まで届いた光は、確実に私を自己の魂の癒しの過程へと導いてくれる事になりました。


帰国後、一回りたくましくなった私は、自分の核心にふれる部分をみつめ、新しい本心の自分を磨き出す作業が始まったのも事実です。フラワーエッセンスと共に歩む長い旅路の新たなスタートのようにも感じています。

今回の旅での経験は、一歩前に踏み出す事を決意したその瞬間から始まっていたようです。久しぶりに帰った我が家はいつもと何ら変わらず、家族みんなが一回りたくましくなった様にみえるだけでした。

すべての出会いに感謝の思いでいっぱいです。